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杉山城(埼玉県)~東京勤務シリーズ~ 

こんにちは!

慌ただしい東京勤務も終わり昨日長崎に帰還しました。明日からまた違う仕事をやりますが、この歳になると仕事の切り替えもだんだんと難しくなってきます。


さて、既に長崎に帰ってきましたが、東京勤務シリーズ第二回は埼玉県の杉山城。
この杉山城には、「杉山城問題」という、近年の発掘調査や古文書などで築城年代が定説から覆され、これまでの城郭研究が抱える問題が浮き彫りになったということらしいです。
おそらく杉山城は昔は名もない地元の方のみが知る城跡だったと思うので、発掘調査もされず、文献の調査も不十分だっただろうから、当然見誤ることもあるだろうし、そもそも歴史は後年の研究・発掘で新しい発見があり、歴史が変わり、またそこが面白いのだと思うのですがね。

杉山城は当初、戦国時代の後半、1560年ごろ、北条氏により築城されたと考えられていましたが、その後の発掘調査などで、現在は、15世紀後半から16世紀初めにかけて、山内上杉氏、扇谷上杉氏による築城と考えられているようです。また、杉山城は土造りの頂点の城と呼ばれていて、複雑かつ技巧的な城としても有名です。



①PC097914

①杉山城近景。東武東上線・武蔵嵐山駅から歩いて30分程度の場所にあります。「嵐山」は「あらしやま」ではなく「らんざん」と呼ぶようです。最寄り駅から約30分かかりますが僕個人としては歩いていけるギリギリの距離です。またこの駅から南側に10分程歩くと菅谷館跡と埼玉県立嵐山史跡の博物館もあるので併せて行かれれるとよいと思います。



②PC097918

②杉山城の麓にある積善寺。天台宗比叡山派のお寺で1525年に祐源阿闍梨によって開かれたそうです。お茶請けは、京都・阿闍梨餅がサイコーです。お寺よりも写真左側の空堀や切岸っぽい地形が気になります。



③PC097921

③大手口には案内板があります。



④PC097939

④大手虎口付近。敵は緑の矢印の通り進軍してくるはずですが、赤の矢印の通り見事に横矢がかかります。



⑤PC097944

⑤外郭から眺めた南三郭とその馬出。土の起伏が美しいです。



⑥PC097972

⑥外郭と南三郭を分かつ空堀。南三郭に横矢を掛けていることもあって、空堀の中は視界が悪いです。



⑦PC097987

⑦南三郭の虎口から馬出を眺めてみました。



⑧PC097953

⑧外郭から本郭方面の眺め。



⑨PC098035

⑨本郭虎口へ至る犬走?



⑩PC098081

⑩東二の郭の土塁



⑪PC098142

⑪本郭虎口から南二の郭方面を眺めてみました。



⑫PC098092

⑫本郭の様子



⑬PC098089

⑬石碑と案内板。石碑裏の土塁も併せてご鑑賞下さい。



⑭PC098107

⑭本郭北側の虎口を北二の郭から眺めてみました。北側から攻められてもこの辺りから虎口までに写真左上から矢が飛んできそうです。イヤですね。



⑮PC098127

⑮北二の郭の虎口を北三の郭から眺めてみました。この虎口も厳重です。なかなか真っ直ぐには入れてくれませんね。どの虎口もムチャクチャ横矢がかかります。



⑯PC098056

⑯最後に外郭付近からの麓の眺め




縄張り図

NAWABARI_SUGIYAMA.jpg
※現地案内板から転載させて頂きました。また、クリックすると多少拡大します。

場 所


最後まで見て頂きましてありがとうございました。
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あけましておめでとうございます 

あけましておめでとうございます。


旧年中は土や石ばかりの当ブログに迷い込んで頂きましてありがとうございました。

お城は全国に二万とも三万ともいわれております。皆さんのお住まいの裏山にも誰が何時築いたかも知らないお城があって、往時生きるか死ぬかの戦いの中でお城に立たざろうえなかった一将兵の思いをお伝えすべく、たぶん本年もゆる~く、マイペースで続けていきたいと考えておりますので、お付き合い頂きたくお願い申し上げます。

ということで、毎年恒例の初詣は久しぶりに長崎くんちで有名な諏訪神社へ


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案の定人だかりです

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うちの娘は受験生なので、諏訪神社近くの松森天満宮へ

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短い参道にはお饅頭屋さんが出店しておりました。


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珍しくおみくじを引いてみると大吉!娘も大吉、本年も良い年でありますように。


本佐倉城(千葉県) ~東京勤務シリーズ~ 

こんにちは

突然ですが一か月ばかり東京で仕事することになりました。短期間なのでたくさんのお城に登場することは難しいですが、できる限り関東の土づくりの城を堪能してきます。


たくさんある関東の城の中から、最初に目に留まったのは、なぜか千葉県の佐倉近辺のお城。まずは京成本線・大佐倉駅から歩いて10分程のところにある本佐倉城をご紹介します。


本佐倉城は下総守護千葉氏が文明年間(1469年~1486年)に築城し、天正18年(1590年)に豊臣秀吉に滅ぼされるまで千葉氏代々の居城です。国指定の史跡でよく整備されており、各所に案内板もあり、散策しやすい城です。




①PC087334
①本佐倉城の南側にある本佐倉城跡根古谷の館からの撮影


②PC087326
②東山馬場の石碑


③PC087330
③本佐倉城跡根古谷の館に設置されている地図。地図が美しいです。


④PC087220
④城山の虎口へ至る登城道。切岸に沿っているため曲輪から狙われますね。


⑤PC087222
⑤虎口。④の登城道を左に折れたところです。そして更に左に折れています。なかなか真っ直ぐには入れてくれませんね。


⑥PC087229
⑥⑤の先を左に折れ進んだところです。左右に土塁があって真ん中が凹んでいるので、ここから入るようです。


⑦PC087227
⑦発掘調査によると、この凹み部には門があったようです。本佐倉城はこんな案内板が各所にあってわかりやすいです。


⑧PC087248
⑧城山全景


⑨PC087264
⑨城山と奥ノ山を分かつ堀切



⑩PC087278
⑩東山馬場とⅣ郭の間の切岸


⑪PC087281
⑪東山虎口。曲輪の内部からの撮影。写真中央には門があったらしい。


⑫PC087283
⑫⑪の東山虎口を更に進んだところ。見通し悪く作られていますね。


⑬PC087291
⑬東山虎口を外から撮影してみました。ここにも門があったようです。



⑭PC087276
⑭写真奥が東山。


⑮PC087299
⑮東山の上部。土塁のようですが自然地形のようです。


⑯PC087301
⑯東山の上からの眺め。


⑰PC087351
⑰本佐倉城を離れて、本佐倉城近くの根小屋の館の馬出。


⑱PC087369
⑱この馬出の空堀が予想以上に深くまた、写真の通り高い土塁が残されています。根小屋の館の鑑賞もお勧めします。


場 所

最後まで見て頂きましてありがとうございました。

黒瀬城・本郷城・天崎城(長崎県西海市) 

こんにちは!
今週末も天気はまずまず、城めぐり日和です。明日は佐賀県に出陣しようかと思案中です。
さて、今回は先週末に登城した長崎県西海市にある黒瀬城、本郷城、天崎城をご紹介します。いずれも海に面した立地で、のどかな場所にあります。



①D70_9683x
まずは西海市大島の北東端にある黒瀬城。日本城郭大系などにも記載が無く由緒不明ですが、中世この大島は小佐々氏の支配下にあったことから、小佐々氏の出城ではないかと考えています。

②D70_9654
黒瀬城の南側に駐車させて頂いて早速登城。登り始めるとすぐに堀切らしきものを発見。

③D70_9656
主郭には宮崎神社が祀られており、鳥居をくぐって主郭へ向かいます。

④D70_9658
宮崎神社の説明板

⑤D70_9663
参道脇には石積がありますが、往時のものではないでしょうね

⑥D70_9666
主郭に祀られている宮崎神社

⑦D70_9635
途中、黒瀬番所跡を発見!長崎県西彼半島の外海側は韓国や中国に近い立地にあるので異国船が度々漂着したのでしょう。

⑧D70_9636
今は何もありません

⑨D70_9644
黒瀬番所跡付近の様子

黒瀬城縄張り図
黒瀬城縄張り図
※長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)より転載させて頂きました。



⑩D70_9706
続いて長崎県西海市崎戸町にある本郷城。「長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)」によると、黒瀬城と同様に、西海市西側一帯を治めていた小佐々氏が城主とのことです。

⑪D70_9701
城の東側の集落から谷沿いに攻めるつもりだったのですが、、、

⑫D70_9703
この先は藪が酷くて退散しました(^^; 次回は北側から尾根沿いに攻めてみます。

⑬D70_9690
途中、崎戸浦合戦場跡の石碑を発見!
この崎戸浦合戦を調べてみると、永禄13年(1570年)平戸・松浦軍が、兵船二隻でこの崎戸浦に攻め入ったものの、この地を守る弱冠18歳の小佐々弾正純正により退けられたとあります。

⑭D70_9698
崎戸浦の様子

本郷城縄張り図
本郷城縄張り図
※長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)より転載させて頂きました。


⑮D70_9742
最後は、西海市西海町にある天崎城(あまがさき)。「長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)」によると、大村氏の被官とされる在地領主の天久保氏(あまくぼ)が城主とされる。天久保氏は近世初頭に大村氏によって改易され、代わりに田島氏が知行した。とあります。

⑯D70_9712
天崎城へはこの道を進みます。目印は写真右の案内板。

⑰D70_9713
ただ、この案内板は天崎城の案内板ではなく、田嶋家墓地の案内板(^^; 墓地は天崎城の中にあります。

⑱D70_9736
写真左側の小道を通って天崎城へ行きますが、ちょうど向かいの家にお住まいの方がいらしたので、場所を教えて頂きました。

⑲D70_9720
城内にある田嶋家墓地。残念ですが相当荒れていました。

⑳D70_9727
城内は竹藪

21_D70_9729.jpg
石積を見つけましたが、往時のものかどうか、、、

天崎城縄張り図
天崎城縄張り図
※長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)より転載させて頂きました。


おまけ
22_PB117135.jpg
今日は西海町の大鍋まつり。ゲストは大泉逸郎さん。

23_PB117134.jpg
この写真ではわかりませんが、凄い人でした

24_PB117136.jpg
海鮮鍋だったかな、350円也


場 所


最後まで見て頂きましてありがとうございましたm(_ _)m

佐久城(静岡県)~思い出の名古屋勤務シリーズ~ 

こんにちは!
週末の長崎はいい天気でした♪11月とは思えない暑さではありましたが、、、
今日はいとこの結婚式に参列してきましたが、天気でホントに良かったです。
式場のテラスからはこんなのどかな景色が広がっていました。


IMG_20181104_113738.jpg

さて、思い出の名古屋勤務シリーズ、今回は静岡県の佐久城をご紹介します。
佐久城の登城日は2018年1月13日。大河ドラマ直虎のドラマ館が閉館する間際だったかと思います。
そういうこともあって、天竜浜名湖鉄道に揺られ、穏やかな浜名湖を眺めながらドラマ館を楽しみつつお城鑑賞となりました。
天竜浜名湖鉄道沿線には二俣城や鳥羽山城など著名なお城があるのですが、今回は都筑駅からほど近い佐久城にも登城。近くに野地城もあるのですが、遺構はあまり残っていませんでした。


D70_2590.jpg

佐久城は、浜名湖の支湖、猪鼻湖に突き出た岬に築城されています。現在は主郭とその南にある馬出ししか遺構は残されていないようですが、往時は更に南側に曲輪が配されていたようです。
見どころは丸馬出と、主郭と馬出を分かつ空堀と土橋。地元長崎県では丸馬出という遺構は見たことが無く、生まれて初めてみる丸馬出に感動です。それに、空堀も深く良好に残されています。
佐久城は、室町時代、浜名地域(三ヶ日町一帯)を支配した浜名氏の居城です。浜名氏は平安末期鵺代を本拠として興起した猪鼻氏の系統を引き「鵺(ぬえ)退治」で有名な源三位頼政の子孫といわれています。室町初期の貞和四年その中興祖浜名左近大夫清政がこの地域に築城居住して以来子孫は足利幕府の奉公衆となり常に京都にあって将軍の側近として活躍、又歴代歌人としても著名です。清政より九代目の肥前守頼広の時永禄11年(1568)12月、徳川家康の遠州侵入にあたり守護今川氏のため当城にこもって抵抗したが、翌12年(1569)2月、力尽きて降伏没落し、以来、家康の部将本多百介信俊が守備したが、天正11年(1583)東北方の野地城構築により廃城となった。とされています。


①D70_2447
①天竜浜名湖鉄道 都筑駅。駅舎はパン屋さんになっていて、出来立てのパンのいい香りがしていました。都筑駅から佐久城まで大体20分程度歩きます。

②D70_2454
②瀟洒な別荘地の中を歩き、登城口に到着。見取り図と説明版が設置されており、写真左端の階段から入ります。

③D70_2461
③階段を上りあがると深い堀切が現れます。この堀切は丸馬出の外側(南側)に当たります。

④D70_2523
④丸馬出の土塁。この土塁、美しいラインだと思うのですが、、、

⑤D70_2526
⑤主郭と馬出を繋ぐ土橋。向こう側が主郭です。

⑥D70_2478
⑥次は土橋を主郭側から馬出側を眺めてみました。

⑦D70_2475
⑦堀底はこんな感じです。

⑧D70_2479
⑧いよいよ主郭へ。主郭虎口はやや食い違いになっているようです。

⑨D70_2506
⑨主郭の様子

⑩D70_2490
⑩井戸もあります。湖はすぐそばなので水に困ることはなさそうです。

⑪D70_2501
⑪立派な石碑

⑫D70_2505
⑫主郭南西側の土塁。

⑬D70_2508
⑬主郭南側の土塁。主郭南側は高い土塁が築かれ、しっかりと防備がなされています。

⑭D70_2496
⑭主郭から猪鼻湖の眺め。

見取り図
D70_2452.jpg

場所

最後まで見て頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m
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プロフィール

しんこう

Author:しんこう
しんこうといいます。長崎市在住の50歳過ぎのオヤジです。かみさんと子供2人の4人家族です。よろしくお願いいたします。趣味の山登り、城や地元長崎の様子などについて発信させて頂きます。この屋根瓦は倉敷を訪れた際に、色の組み合わせが綺麗だなぁと思って撮影したものです。

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