城山城(長崎市城栄町) 

こんにちは、新年度も始まったと思ったらゴールデンウィークも目の前。会社にお勤めの方は9連休という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

僕はというと道路は混むし、ホテルは取りにくいわで、おそらく出かけても博多に行く程度かと思います。


今週末は天気も良くて、お出かけ日和なのですが、我が家の車の都合がつかず、遠くのお出かけはできなかったので、自宅から遠くない長崎市城栄町にある城山城に行ってきました。


長崎市城栄町のある浦上近辺に城はなさそうですが、町名をみると、城栄町、城山町、大手町と城の痕跡がみられ、付近に何らかの城や砦などがあったようです。
「日本城郭大系 長崎・佐賀」によると、城山城は「城があったと思われるが、詳細不明」とのことで、城の名前も「城山」との記載があるだけで詳しいことはわからないようでした。当方では便宜的に「城山城」と呼ぶことにしております。


付近の年配の方とお話しさせて頂くと、城栄町の護国神社がある場所に城があったとのことでした。



①D70_7565

①緑ヶ丘中学校下から撮影。中央の森が城山城。中央左の森の一段下がった場所に護国神社があります。右上は稲佐山。


②D70_7510
②護国神社。護国神社は駐車場の敷地も合わせるとけっこうな広さになるので、領主の住居があっても不思議ではありません。
また、社殿の裏には高台があり、物見台や詰めの城を築いていたのかもしれません。


③D70_7519
③狛犬。城跡には神社があることが多く、魔よけの狛犬はいろんな表情しているので、よく写真を取撮ります。


④D70_7523
④社殿の裏の高台に登ってみます。社殿に向かって右に通路があるので進みます。


⑤D70_7524
⑤更に進むと登り口が見えてくるので、高台に登ります。


⑥D70_7527
⑥右側は急斜面になっているのでロープが張られています。


⑦D70_7537
⑦主郭部と思われますが、削平されておらず、また土塁や帯曲輪などの痕跡は見当たりませんでした。


⑧D70_7542
⑧この付近は細かな石が散乱していて、なんらかの虎口があったのかもしれません。


⑨D70_7543
⑨北側斜面の様子。岩がゴロゴロしてます。


⑩D70_7536
⑩付近の方によるとイノシシが出没しているとのこと。


⑪D70_7533
⑪主郭からの眺め



所在地



参考文献

日本城郭大系 長崎・佐賀  /  新人物往来社


最後まで見て頂きありがとうございました!


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伊賀峰城(長崎県大村市) 

こんにちは! 4月に入って大分暖かくなってきましたね。ここ数日は雨に降られて桜の花も少々元気がなさそうに見えました。
さて、今回は昨年末に登城した伊賀峰城をご紹介します。
伊賀峰城は、大村領の最南端の伊賀峰山頂に築かれており、伊佐早領の西郷氏の端城である真崎城に備えて築かれたものと考えられています。

①D70_4493
①長崎自動車道を挟んだ向かい側から撮影した伊賀峰城。

②D70_4503
②①の写真右側の跨道橋を渡り北側の道に入ると案内板が設置されています。

③D70_4508
③②からしばらく登ると登城口に辿り着きます。林道が通っていて、ここまでは車でこれそうです。

④D70_4509
④案内板が立てられていたようですが、支柱が折れてしまい、板だけ残されています。

⑤D70_4528
⑤③の写真の左端の階段をしばらく登ると城域に近づいてきます。石積がみられますが、城の遺構かどうか不明。

⑥D70_4533
⑥更に進み右に入ると北側の曲輪に到着。この場所は右上から狙われそうなイヤなところです。

⑦D70_4547 
⑦城の北端の隅石。右端は空堀ですが帯曲輪のようです。

⑧D70_4559
⑧高くなっている場所が主曲輪。


⑨D70_4562
⑨主曲輪の東側には石積が見られます。


⑩D70_4566
⑩⑨の石積みを拡大したものです。


⑪D70_4580
⑪⑧の写真中央の階段を上り右に上がった場所です。階段を見下ろしてみましたが、しっかりと横矢がかかります。


⑫D70_4584
⑫主曲輪の中には石が並んでいます。


⑬D70_4586
⑬土塁は目立たないですが何か所か見られます。


⑭D70_4597
⑭ここにも石積。櫓台でしょうか?


⑮D70_4613
⑮夫婦石と呼ばれています。そばには祠があります。


⑯D70_4615
⑯説明版


⑰D70_4619
⑰西側の眺め


⑱D70_4637
⑱乾堀と呼ばれていますが、崩れてしまったのでしょうか。


⑲D70_4647
⑲乾堀の近くの石積


⑳D70_4672
⑳城の東側の切岸の様子。


縄張り図

igamine1.jpg 
※「長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)」から転載させて頂いております。


所在地


最後まで見て頂きありがとうございました。

八女 

年度末の忙しい中、先週の三連休中日に八女に行ってきました。
僕は城が好きなのですが、城下町や門前町など昔の姿を残す古い町並みも好きなのです。
八女は以前から重要伝統的建造物群保存地区に保存されている福島と黒木の二つの町があることは知っていたのですが、なかなか行けずじまいで、やっと今回訪問。
まずは、黒木の町をご紹介。


①D70_6854
①かつて黒木には羽犬塚駅とを結ぶ矢部線がありましたが昭和60年に廃線となったようです。

②D70_6849
②かつて矢部線を走っていた蒸気機関車。C11というらしいです。昔図鑑で「C」は動輪の数を表していて、「B」は2つ、「C」は3つだって書いてありました。C11は3つですね。


③D70_6867
③黒木の町の中心部にある、松木家住宅を利用した、まちなみ交流館。


④D70_6865
④入って左に簡単な町の紹介、右にパンフレット類、奥に畳の間があってイベントの時に使用されるとのこと。年配の男性の方から家の説明をして頂きました。

⑤D70_6880
⑤松木家住宅の奥には障子戸の中央にうぐいすと梅の花をあしらったガラスが埋め込まれています。

⑥D70_6894
⑥黒木の町の南部には矢部川が流れています。この場所には木で架けられていた南仙橋があったのですが、2012年の九州北部の豪雨でが流されたと聞きました。残念です。


⑦1D70_6904
⑦-1 黒木堰。田畑の用水のため矢部川から水を引き込む取水口です。今は写真のような機械で水利の調整などをやっているようですが、昔はどのような構造になっていたのか興味津々です。


⑦2D70_6901
⑦-2 裏側はこんな感じ。


⑦3D70_6902
⑦-3 矢部川。奥の小高い山には猫尾城が築かれていました。


⑧D70_6940
⑧黒木の町には古い建物が残されています。


⑨D70_6943
⑨ここにも


⑩D70_6970
⑩旧隈本家住宅。現在は学びの館と呼ばれていて、古文書や遺物の収蔵・展示や黒木町ゆかりの人物の紹介がされています。女優の黒木瞳さんも黒木町の出身です。


⑪D70_6976
⑪立派な石碑


⑫D70_6984
⑫旧隈本家住宅の表玄関。通常は左側から出入りしていたようですが、大事なお客様をお迎えする際には写真中央の玄関から出入りしたとのこと。


⑬D70_7009
⑬神様専用の部屋。こんな部屋は初めてです。


⑭D70_7035
⑭この扉は昼間は右側に仕舞われていているのですが、夜はこのように閉め鍵をかけ、向こう側と話をする際は小窓を開けていたとのことです。隈本家は地主さんなので、農民から襲われることもあったのでしょうか。物騒です。


⑮1D70_7042
⑮-1 二階です。襖を開けるとかくし階段。写真左には色々と展示物があるのですが、それよりも、かくし階段に興味深々。


⑮2D70_7038
⑮-2  狭い階段をおりていくと、


⑮3D70_7043
⑮-3  一階の物置に通じていました。忍者屋敷?みたいです。案内して頂いた方によると二階から逃げる場所があるのでは、とのことですが、詳しくはわからないとのことでした。


⑯1D70_7058
⑯-1  沓脱石。身分の高い人用。


⑯2D70_7059
⑯-2  沓脱石。次に身分の高い人用。その次は無いとのことでした。


⑰D70_7068
⑰大きな鬼瓦ですが、相当大きな家であることが想像されます。


⑱P3191251
⑱甘いもの好きなので土地土地の名物はできる限り買ってくるのですが、今回は丸宗菓子庵さんで購入。
町の中心部の交差点角のいい場所にお店を構えておられました。八女はお茶で有名なので、お茶の羊羹や葛湯、葛餅が名物のようですが、ちょっと違うもの選択。


⑲P3201259
⑲まずは、「しおがま」。落雁のようなお菓子です。長崎では「こうさこう」っていいます。落雁よりしっとりした感じで、甘さ控えめです。中にしろあんが入っています。


⑳P3251264
⑳次に「水車」。二輪の水車をイメージしているのでしょうか。外はカリカリ、中はあずきが入ったゼリーで「きんつば」のようなものです。


最後まで見て頂きましてありがとうございます!


真崎城(長崎県諫早市) 

こんにちは、3月に入って今年度も終わりです。僕の仕事は年度末が非常に忙しくて、ブログ更新も滞り気味です^_^;


さて、昨年末に登城した長崎県諫早市にある真崎城をご紹介します。
築城時期はわかっていないようですが、高城を本城とする西郷氏が領内に築城した支城の一つで、文明年間(1469~1487)ごろの諫早領主西郷尚善の時代には、家臣の志々岐四郎左右衛門が居城したとされています。
麓には「シキドンサン」と呼ばれる、志々岐四郎左右衛門を祀った神社があります。



①D70_4305

①南側からの眺め。城の東南に流れる川沿いには車が止められるスペースがあります。写真左端の道から登っていきます。


②D70_4308
②しばらく登ると「シキドンサン」の案内板。道の左側にあります。


③D70_4312
③志々岐四郎左右衛門を祀った神社「シキドンサン」


④D70_4333
④元の道に戻りさらに登っていくと、左上に出丸が見えてきます。


⑤D70_4336
⑤出丸


⑥D70_4337
⑥出丸から登城道を見下ろしたところですが、出丸は高い場所にあるので狙い撃ちされそうでイヤですね。


⑦D70_4359
⑦更に登ると本丸に到着

⑧D70_4360
⑧標柱


⑨D70_4363
⑨社

⑩D70_4371
⑩北側の土塁と空堀。北から西側にかけて土塁、空堀、帯郭が明瞭に残っていて、このお城の見どころとなっています。

⑪D70_4375
⑪同じく北側の土塁と空堀。

⑫D70_4387
⑫西側の帯郭


⑬D70_4392
⑬中央は土塁。写真左側(西側)は切り立っていて、西側から攻めるのは難しいです。

⑭D70_4414
⑭北側の様子。写真左は主郭、右は帯郭。

⑮D70_4446
⑮主郭南側からの眺め。あまり眺望はよくないです。

⑯D70_4485
⑯西側からの遠景。西側は川幅のある川が流れていて天然の要害となっています。


縄張り図

※「長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)」から転載させて頂いております。
masaki1.jpg

所在地



参考文献

長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編) / 長崎県教育委員会



おまけ

テレビで出島に橋が架かったというニュースを聞いて、十数年ぶりに出島にでかけてきました。
ただ、時間の都合で散策できたのは30分程度。1/3程度しかみれませんでした。

D70_6650.jpg 
出島のメインストリート

D70_6648.jpg
橋が架かったとはいえ、歩けるのはまだまだ先のようです。

D70_6642.jpg
往時出入りしていた橋や門を通っていくと気分も違うと思います。

最後まで見て頂きありがとうございます!



金尾城(長崎県諫早市) 

こんにちは、今日朝起きてみると雪。気温も下がっているようで、昨日から道路の凍結による車の事故が発生していて、特に橋の上は凍り、滑りやすいので運転には十分注意してくださいね。


さて、昨年末に長崎県諫早市の金尾城に行ってきましたのでご紹介します。


金尾城は室町末期に築城された喜々津氏の居城です。喜々津氏は当初大村純前に仕えこの地を治めていましたが、諫早を治める西郷氏の圧力により、金尾城を出て、大村氏の領内に移ったとされています。


金尾城は約40mの丘陵地に築かれ、南西に一段高くなっている主郭と思われる曲輪があり、更に主郭の南側に空堀が二本あります。主郭の北東には広い曲輪が広がっています。

①D70_4206
①金尾城の北西側から登城します。町の皆さんは愛着があるのか案内板が複数あり、案内板に沿って行けば、あまり迷うことはなさそうです。

②D70_4211
②家と畑地の間の小道を通ります。


③D70_4219
③畑地の中を道なりに登ります。


④D70_4226
④ここにも案内板。この先が主郭の北東にある曲輪(二の郭)です。


⑤D70_4228
⑤二の郭の様子


⑥D70_4231
⑥金比羅社が祀られています。鳥居をくぐり登ったところが主郭です。


⑦D70_4235
⑦主郭には石碑があります。


⑧D70_4233
⑧主郭からの眺め。宅地がすぐ近くまで迫ってきていて、写真手前の主郭西側は宅地造成のためかなり削られているようです。


⑨D70_4239
⑨二の郭東側の様子。石積みがみられますが、往時のものか不明。登ってくる途中に石積のある畑があったように、畑地なのかもしれません。


⑩D70_4242
⑩同じく二の郭東側の様子。帯曲輪のようです。


⑪D70_4244
⑪隅石


⑫D70_4250
⑫ここにも石積。


⑬D70_4264
⑬かなり埋まっていますが竪堀のようです。


⑭D70_4279 
⑭この竪堀は判別が容易な程度な深さがあります。


⑮D70_4290
⑮城の北側からの眺め



縄張り図
※「長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)」から転載させて頂いております。
kaneo1.jpg


所在地



参考文献

長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編) / 長崎県教育委員会
・日本城郭大系17 長崎・佐賀  / ㈱新人物往来社


最後まで見て頂きましてありがとうございました。



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プロフィール

しんこう

Author:しんこう
しんこうといいます。長崎市在住の50歳目前のオヤジです。かみさんと子供2人の4人家族です。よろしくお願いいたします。趣味の山登り、城や地元長崎の様子などについて発信させて頂きます。この屋根瓦は倉敷を訪れた際に、色の組み合わせが綺麗だなぁと思って撮影したものです。

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