石垣の美 おつぼ山神籠石(佐賀県) その2 

おつぼ山神籠石の第二回目(最終回)です。前回は列石沿いに、反時計回りに東門まで進みましたが、今回は土塁、浦田堤、第二水門をめぐります。

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写真撮影場所を赤い丸囲み番号で示しています。場所はおおよそ正しいとは思いますが、特に?マークがついている番号はかなり怪しいので参考程度にご覧下さい。(クリックすると拡大します)

①_DSC_0099_141230_710
①東門近くの列石。列石の上は土が盛られています。普通お城の城門は防備を固くするので、土塁なのでしょう。

②_01__DSC_0201_141230_139
②この場所は土塁と説明されています。基礎におおきなしっかりとした切石を使用しています。

③_02_DSC_0203_141230_141
③この写真は②の土塁を反対方向から撮影したものです。この付近は切石が土に埋まっていて見えなくなっています。

④_DSC_0105_141230_716
④石碑

⑤_DSC_0208_141230_146
⑤土塁を過ぎると切石が続きます。この付近も切石の上部は傾斜が緩やかななものの土が盛られているようで土塁と呼べるのかもしれません。

⑥_DSC_0112_141230_723
⑥この切石の上部に段差がつけられています。こういった切石を各所で見かけるのですが、目的がわかりません。

⑦_DSC_0216_141230_154
⑦切石が続きます。

⑧_DSC_0221_141230_159
⑧列石が一旦切れています。出入り口のようにも見えます。

⑨_DSC_0237_141230_175
⑨浦田堤と呼ばれています。

⑩_DSC_0242_141230_180
⑩浦田堤にも石碑があり、水門推定地と書かれています。水が山から流れ集まってくるところですので、水を排水する水門は必要なのでしょう。

⑪_DSC_0074_141230_012
⑪第二水門入口の石碑。この石碑の脇に数台の車が停められる駐車場があります。

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⑫第二水門全景。この付近は山の谷部にあたるのでしょう。

⑬_DSC_0078_141230_016
⑬水門の排水口を拡大したところ。

⑭_DSC_0081_141230_019
⑭向かって左側の様子。強度を増すために段々状の石組みにしているのでしょうか。

⑮_DSC_0094_141230_032
⑮水門上部。第一水門同様、排水口上部は凹んでいます。

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⑯第二水門を右から左へ向かって見た様子。

以上、おつぼ山神籠石でした。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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石垣の美 おつぼ山神籠石(佐賀県) その1 

今日は人間ドックのため休暇をとりました。初見では、大きな異常はありませんでした。とりあえず一安心です。
人間ドックは胃カメラが苦痛なのですが、数年前から鼻から管を通すようになってかなり楽になりました\(^o^)/
ただ、かみさんは鼻からはイヤだとのことですが....

さて、昨年末におつぼ山神籠石に行ってきました。神籠石は同じく昨年行ってきた帯隈山神籠石(おぶくまやまこうごいし)に続く2例目です。
神籠石は、西日本に16箇所見つかっている古代山城で、標高200mから400m程度の山を取り囲むように切石を並べたもので、城門や、谷を通る場所には水を通すための水門が見られます。

白村江での大敗を機に北九州の防備を固めるために、大野城や基肄城などと同じ6世紀から7世紀にかけて築城されたものと考えられているようです。ただ、そういった文献や遺物が出土しているわけではなく、当初は神事に関わる遺跡ではないかとも言われており、いまだに謎の多い遺跡です。

前回、帯隈山神籠石は、夏場の登城だったので藪に覆われていて思うように鑑賞ができませんでしたが、今回は、切石、水門、城門の神籠石3点セットを存分に鑑賞できました。ここの神籠石は列石沿いに遊歩道が整備されていて、山腹の列石をほぼ一周鑑賞することができるおすすめの神籠石です。

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写真撮影場所を赤い丸囲み番号で示しています。場所はおおよそ正しいとは思いますが、特に?マークがついている番号はかなり怪しいので参考程度にご覧下さい。(クリックすると拡大します)

①DSC_0100_141230_038
①駐車場付近から撮影した、おつぼ山の南側。

②_DSC_0102_141230_040
②進んでいくと中央に案内板が設置されています。この案内板の裏に全体図があります。

③_DSC_0113_141230_051
③さらに進むと右側はのどかな、心休まる風景が広がっています。左端の道を進んでいきます。

④_DSC_0112_141230_050
④石碑を見つけました。石碑の裏の道でも行けるようですが、第一水門方面へ下段の道を進みます。

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⑤第一水門と呼ばれています。山の谷部は水が流れ込むので水を通す水門が必要です。

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⑥水が流れる水路の上は凹んでいます。水路が詰まったりしたときに簡単に石垣を開けて掃除できるように凹んでいるのかな?

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⑦水路をアップにしたところですが、大雨の時に、こんな小さな水路ではあふれてしまうんじゃないかな?

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⑧第一水門の上には立派な石碑が建てられています。

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⑨第一水門を後にして、列石沿いに進むと立派な切石を発見。

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⑩切石がこのようにずーっと続いています。所々に石碑が建てられています。

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⑪ここにもずーって続いていて、列石沿いに遊歩道が整備されていて、ぐるっとほぼ一周できるようになっています。

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⑫このあたりは高さのある切石となっています。

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⑬東門と呼ばれています。神籠石はそもそも文献がないので、当時東門とよばれていたかどうかわかりません。とりあえず東側にある門です。

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⑭石垣が好きな僕にとって東門の両側の切石は美しいです。これは向かって左側の石。

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⑮こちらは向かって右側。左端の石は上部が削れているのが気になります。何か柵か何か乘せられていたのかな?もひとつ左側面に二つの穴が空いています。ん~なんだろう。想像力不足です^_^;

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⑯東門右側の切石。綺麗に四角に加工されて積まれています。これが6世紀から7世紀の仕事なのかと思うと少々驚きです。

その2に続きます。
最後まで見て頂きありがとうございました。

神戸出張 

こんばんは、昨年末から出張が多くなって、ほぼ毎週出張しています。先週末の1/16も神戸に日帰り出張。40過ぎると日帰り出張は少々体に堪えます。
だいたいツライ出張が多いのですが、今回はやや楽な出張。ツライ出張だと、出張先への移動は心の余裕も無く、全く楽しめないのですが、今回は違います♪♪

出張は大体飛行機を使いますが、昨年末から機内でのデジタル機器の使用制限が緩和されて。離着陸でのカメラやビデオの使用が出来るようになっています。僕は離陸時の飛行機の上昇と共に景色が広がっていく様子が好きで、毎回楽しみにしているのですが、こんな感じで撮影してみましたのでお楽しみください。

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伊丹空港へ向かう、長崎空港での離陸の様子です。長崎空港は箕島という島を潰して作られた海上空港です。今でこそ珍しくもない海上空港ですが、ネットによると世界初の海上空港らしいです。
翼の先端の左に突き出ている山は長崎県と佐賀県の県境にある多良山系の山々です。昔はよく登りましたが、最近はご無沙汰となっています。
今回動画初投稿で勝手がわからず荒い動画になってしまいました。ご勘弁くださいm(_ _)m

石垣の美 三瀬城(佐賀県)その2 

3連休の方もいらっしゃると思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
僕はというと、相変わらず仕事がさばけないので、1日は出勤です(T_T)
昨日1/10は朝6時に起きて、福岡、大分のお城巡りをしてきましたが、今までになくハードで疲れました。でも、どのお城も個性的で満足の一日でした(^_^)

ちなみに、登城したお城は、秋月城、福嶽城(秋月)、益富城、松尾城、杷木神籠石、鵜木城、永山城(通称月隈城)です。福岡と大分県境に近い、朝倉、杷木、日田のお城を攻めてみました。

さて、三瀬城のその2です。いよいよ主郭に突入します。

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写真撮影場所を赤い丸囲み番号で示しています。場所はおおよそ正しいとは思いますが不正確な場所もありますので参考程度にご覧下さい。(クリックすると拡大します)


①DSC_0528_141230_466
①主郭南西隅あたりです。土塁の上から撮影しました。この辺りの土塁が最も高くて4,5m位はありそうです。

②DSC_0593_141230_531
②見ているところは①と同じですが、主郭の中から撮影しています。

③DSC_0592_141230_530
③西側の土塁です。ここもかなりの高さがありますが、だんだん低くなっていきます。

④DSC_0560_141230_498
④同じく西側の土塁。このあたりは2、3m程度でしょうか。

⑤DSC_0582_141230_520
⑤北西隅の土塁を土塁の上から撮影。ちょうど隅部にベンチが置かれています。景色はそれほどでもありません。

⑥DSC_0554_141230_492
⑥北側の土塁の様子。三瀬城はそれほど多くの石垣は残されていませんが、まとめて残っている場所のひとつです。

⑦DSC_0555_141230_493
⑦⑥とほぼ同じ場所からの撮影ですが、北側から北東隅までを撮影してみました。

⑧DSC_0601_141230_539
⑧東側にある搦手口です。裏口にあたります。出入口ですので門があったと思いますが想像を膨らませるしかないですね。

⑨DSC_0542_141230_480
⑨搦手口の外から、主郭の内側を撮影したところです。西側の土塁の高さに目を奪われます。

⑩DSC_0587_141230_525
⑩搦手口北側土塁の上から南側を撮影したところです。東側の土塁の高さは2mぐらいでしょうか。

⑪DSC_0533_141230_471
⑪東側の土塁です。石垣がわずかに残っています。

⑫DSC_0516_141230_454
⑫三瀬城南方面の景色。三瀬城は概ね木々に覆われていてあまり視界は良くないです。

⑬DSC_0520_141230_458
⑬主郭の南側は不自然に出っ張っているのですが、横矢を掛けるためといわれています。横矢とは敵へ側面攻撃をかけることですが、普通、鉄砲や弓は前にしか撃てませんので、側面攻撃は防御側にとって有効な攻撃手段になります。青の矢印の攻撃側の進入経路に対して、赤の矢印のように横から攻撃を加えます。

⑭DSC_0511_141230_449
⑭案内版

⑮DSC_0590_141230_528
⑮祠。多くの山城には祠や神社が祀られていることが多いです。山岳信仰によるものなのでしょうか。

⑯DSC_0617_141230_555
⑯帰りに二の郭の西側土塁の外の石垣を観察してみました。石垣が若干残っていました。

⑰DSC_0143_141230_754
⑰三瀬城への登山道の様子です。

最後まで見て頂きありがとうございました。

石垣の美 三瀬城(佐賀県)その1 

昨年12/30に佐賀県にある三瀬城、おつぼ山神籠石、須古城の3城に登城してきました。
こんな年も押し詰まる日に行かなくてもと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、なかなか土日に休みの取れない僕にとって冬休みはチャンスなのです。家族からは少々ひんしゅくをかいますが...

まずは、三瀬城からの紹介です。三瀬って、ヨーロッパの田舎をモデルにしたテーマパーク?のどんぐり村や佐賀から福岡に抜ける三瀬トンネルが知られたところです。

三瀬城は、標高560mの城山にある山城で、三瀬土佐守入道宗利により築かれましたが、三瀬氏に請われた神代(くましろ)勝利により引き継がれ、周辺領主をまとめ、龍造寺氏と戦うまでとなりました。その後、龍造寺氏と和睦、その家臣の鍋島氏の重臣となりますが、慶長年間に小城郡芦刈へ領地替えとなり、三瀬城は廃城となりました。

見所は主郭や二の郭を囲む高い土塁と所々に残っている野面積みの石垣、それと主郭と二の郭の出入口に側面攻撃をかけるための横矢掛けです。特に主郭の土塁は高さが4~5m近くあり圧巻です。横矢掛けも郭から不自然に伸びる出っ張りを観察することができます。三瀬城へは、林道脇の駐車場から30分程登った城山の山頂にあり、足場が悪く、途中急登になり、登城しにくい場所にありますが、見所の多いお勧めの山城です。また、山登りの装備で登られることをお勧めします。

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写真撮影場所を赤い丸囲み番号で示しています。場所はおおよそ正しいとは思いますが不正確な場所もありますので参考程度にご覧下さい。(クリックすると拡大します)

①DSC_0417_141230_355
①三瀬城へはこの案内板を目印にしてください。佐賀県側から三瀬トンネルの有料道路区間に入り、トンネルに入る前に旧道へ右折すると、すぐにこの看板が現れます。林道へ入ってください。

②DSC_0419_141230_357
②しばらく登ると駐車場が右に見えてきます。8台ぐらいは停められそうです。駐車場にはこの大きな看板があるのですぐにわかります。イメージキャラクターは神代勝利の「くまかっちゃん」です。強そうです。

③DSC_0418_141230_356
③②の看板の裏には、三瀬城の説明があります。けっこう新しいので最近立てられたようです。

④DSC_0427_141230_365
④登っていくと、ところどころに「くまかっちゃん」が現れます。

⑤DSC_0432_141230_370
⑤途中湧き水があり、水の調達は容易だったのではないかと。山登りとしても十分に楽しめるお城です。

⑥DSC_0436_141230_374
⑥右端の木にはピンクの紐が巻いてあって、迷わないようにお城の方向を示してくれています。整備をされている方々に感謝です。

⑦DSC_0660_141230_598
⑦主郭まであと250m。二の郭までは180m程、もう少し。

⑧DSC_0444_141230_382
⑧石が目立つようになってきました。

⑨DSC_0446_141230_384
⑨やっと二の郭の出入口(虎口)が見えてきました。

⑩DSC_0447_141230_385
⑩正面からみるとこんな感じです。今は石垣が崩落していて土に埋もれているためU字になっていますが、往時は凹形できちんと門が設えてあったと思われます。

⑪DSC_0448_141230_386
⑪二の郭虎口の右側。石垣がはっきりと確認できます。

⑫DSC_0449_141230_387
⑫二の郭虎口の左側。こちらも石垣が確認できます。

⑬DSC_0462_141230_400
⑬二の郭南から北側へ二の郭全体を見下ろしたところ。

⑭DSC_0461_141230_399
⑭二の郭南から南側の山並みを遠望。

⑮DSC_0467_141230_405
⑮二の郭西側土塁の石垣。この上には木柵が立てられていたのかもしれません。

⑯DSC_0478_141230_416
⑯二の郭中央付近から主郭を見上げたところ。主郭はさらに高い位置にあります。

⑰DSC_0492_141230_430
⑰二の郭から主郭へ登る右側の土塁の石垣。写真石垣上段から矢玉が飛んできます(横矢が掛けられる)

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⑱主郭の虎口

⑲DSC_0503_141230_441
⑲主郭の虎口内側の石垣。この石垣はけっこう大きく尖っていて立派な石垣です。

⑳DSC_0506_141230_444
⑳主郭の虎口から北側の主郭全体を眺めたところ。主郭を囲むように土塁が造られている様子がわかると思います。特に左側の土塁に高さがあります。

三瀬城 その2に続きます。
最後まで見て頂きありがとうございます。

あけましておめでとうございます 

新年あけましておめでとうございます。

今年のお正月は寒波襲来で、長崎では雪が降りました。
ただ、降ったりやんだり、お日様が顔を出したりで、不安定な空模様です。

我家の初詣は数年前から長崎市坂本町にある山王神社へ訪れます。
以前は長崎の大祭おくんちが行われる長崎の氏神様の諏訪神社へ訪れていましたが、人が多いのと駐車場が少ないため、小さい頃住んでいた家の近くの山王神社へ訪れるようになりました。

この山王神社は原爆で片方だけ倒壊した片足鳥居や福山雅治さんの曲の「クスノキ」のモデルになったクスノキがある神社です。今年は紅白でも歌われたこの曲の影響か、沢山の方々がお参りをされていましたし、もともとこの近辺は駐車場が少ないのであやうく駐車できないところでした。

来年は静かさを取り戻してくれればいいなぁと勝手に思っているんですけど。


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いつもは人影まばらなんですが、今年はあとからあとから参拝の皆さんが来られます。

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被爆クスノキです。近くで見るとかなり痛々しいです。

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大晦日の深夜はビールとささやかなおつまみで一年をねぎらいます。


今年もマイペースでブログ更新していきますので、よろしくお願い致します。

今年一年皆様にとりまして良い年でありますように。
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プロフィール

しんこう

Author:しんこう
しんこうといいます。長崎市在住の50歳目前のオヤジです。かみさんと子供2人の4人家族です。よろしくお願いいたします。趣味の山登り、城や地元長崎の様子などについて発信させて頂きます。この屋根瓦は倉敷を訪れた際に、色の組み合わせが綺麗だなぁと思って撮影したものです。

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