石垣の美 岸岳城(佐賀県) その1 

今年1月に行きそこなった念願の岸岳城に7/20に登城してきました。
岸岳城は松浦党の一派波多氏17代約400年にわたって支配し、その後、豊臣秀吉によって改易された後は、唐津藩主 寺沢広高が入り、その後廃城となる歴史を持ちます。
城好きの皆さんのブログなどを拝見させて頂くとおおむね評価の高いお城で、山深い岸岳の山頂約1kmにわたり石垣や切岸、郭などが続く圧巻のお城でした。
ただ、梅雨明けすぐの登城は藪や蚊でお勧めできません。行かれる方は長袖長ズボンに虫除けをお勧めします。それと、断崖絶壁の要害の地に築かれており、所々に手すりが設置されているものの十分に気をつけて登城ください。また、上記の通りほぼ1kmの往復となる上、多少の起伏もあり、履きなれた靴と、特に夏場は飲み水が必須です。

kshidake1.jpg
写真の撮影場所を番号で示していますので、よろしければ併せて参照ください。ただ、地図が大雑把な上、不確定な場所もありますので、参考程度に止めておいてください。地図をクリックすると拡大します。

01_DSC_8114.jpg
1.麓から案内版に沿って登っていくと駐車場の案内版が見えてきました。

02_DSC_8113.jpg
2.大体7~8台は停められます。我家はプリウスです。どうせ誰もこないだろうと、適当に停めていたら....

03_DSC_8120.jpg
3.駐車場から車道に出て、右へ数分進むと、分かれ道が見えてきます。右側に上ると登城口があります。手前に説明板があります。

04_DSC_8119.jpg
4.説明板で歴史を頭に叩き込んでおきましょうか。

05_DSC_8121.jpg
5. 3番の写真の右側の道を進むとすぐに登城口があります。写真右側に写っている鎖の手すりが各所にあります。

06_DSC_8127.jpg
6.数分上ると、更に行先表示板が見えてきます。冒頭の地図はこの場所に設置されています。(写真左端に少々写っています)城へ行くというよりも、山登りです。僕は山登りも好きなので一石二鳥なのです^_^;

07_DSC_8128.jpg
7.しばらく進むと藪で道が塞がれています。なので梅雨明けすぐの登城はお勧めできません。(長袖長ズボンで登城ください)

08_DSC_8130.jpg
8.幸い藪漕ぎはわずかで、すぐに手すりのついた立派な登山道が現れます。ヨカッタ

09_DSC_8132.jpg
9.しばらく登ると岸岳の尾根に取り付きます。左に行くと、旗を立てていたという旗竿石に向かい、右側に進むと本丸方面に向かいます。まずは、旗竿石方面へ。

10_DSC_8135.jpg
10.整備された山道を進みます。

11_DSC_8139.jpg
11.尾根の突端に着くと数センチの穴を開けた旗竿石が見えます。

12_DSC_8142.jpg
12.旗竿石からの眺望はこんな感じです。梅雨は明けたものの、まだすっきりしない天気です。玄界灘が見えるはずですが...

13_DSC_8148.jpg
13.先ほどの分岐点に戻りました。中央に大石が鎮座していて左脇を通ります。左下は崖です。

14_DSC_8150.jpg
14.こんな足元の悪い場所を通りますので、履きなれた靴がよいと思います。本当は厚底の登山靴が足の負担が少なくお勧めです。

15_DSC_8155.jpg
15.まず一つ目の見所は三の堀切。

16_DSC_8156.jpg
16.本来は左右は繋がっていたはずですが、尾根沿いに敵が容易に攻めてこないように、尾根を分断する谷を人工的に掘削したものです。

17_DSC_8157.jpg
17.平時は橋をかけていましたが、戦時は橋を外していたはずです。多くの山城は掘削しただけですが、ここの城は耐久性を持たせるためかきちんと石垣で補強しています。

18_DSC_8160.jpg
18.三の堀切を過ぎると直ぐに、この石積みが見えてきます。手前の石は階段でしょうか。奥の石積みは礎石のように思えます。もしかしたら櫓か何かあったのかもしれません。ここでは、容易に攻め込まれないように進入ルートが屈曲しているようです。

19_DSC_8161.jpg
19.中央上の石は隅石のようです。手前に石がころがっているので、破城されたのかもしれません。

20_DSC_8163.jpg
20.三の丸です。

21_DSC_8168.jpg
21.二の丸へ至る三の丸の道筋ですが、こんな狭い場所もあります。冒頭の地図では三の丸のほぼ全域に建物が建っていたように書かれていますが、ちょっと違うような?

22_DSC_8176.jpg
22.こんな道を通って二の丸へ向かいます。

23_DSC_8189.jpg
23.次の見所は二の堀切です。先ほどの三の堀切よりも規模が全然違います。しかも、石垣が見事です。往時は整然と石が詰まれていて美しかったものと想像されます。

24_DSC_8192.jpg
24.堀切の底の中央から撮影。ここの堀切にも橋が掛けられていたと思われますが、橋を落とされると攻めるのは容易ではありません。

25_DSC_8193.jpg
25.二の堀切の三の丸側。三の丸側南隅の石垣は比較的きれいに残っていますが中央部は著しく壊されています。

26_DSC_8195.jpg
26.二の堀切の二の丸側は良好に石積みが残っています。

27_DSC_8196.jpg
27.二の堀切の三の丸側の北隅の石垣はほとんど残っていません。樹木の成長により壊されたのかもしれません。

28_DSC_8201.jpg
28.石を割るための矢穴跡が残っています。

29_DSC_8206.jpg
29.二の堀切の二の丸側南隅。上部の石垣は残っていませんが、下部は残されています。

最後まで見て頂きありがとうございました。次回に続きます。

スポンサーサイト
石垣の美 岸岳城(佐賀県) その2 | HOME | 石垣の美 深堀陣屋

COMMENT

この時期の山城は、蚊やハエが敵ですね(^^)
虫除けスプレー、痒み止め、蚊取り線香持参して、登山しています。

立派な石垣ですね(^^)
苦労して登って、石垣を見たら疲れが吹っ飛びます(^^)
あと、眺めが良いのもいいですね!

装備は、大切。でも、毎回、同行者にやり過ぎと笑われてしまいます(^o^;)

写真見てたら、山に行きたくなってしまいました(^^)
2014/07/30(水) 08:45:11 | URL | 市佑聖 #- [Edit]
こんにちは、毎日暑いですねぇ〜
九州は台風接近中です、土日天気になればいいんですが、
山城はいいですねぇ。山に忽然と現れる石垣や郭。ゾクゾクしてきます。きつい山道を登ってきたかいがあるってものです。しかし、ほんとに藪、蚊は困りますが、仕方ないですよね。
2014/07/31(木) 23:38:39 | URL | しんこう #- [Edit]
こんにちは

お城はあまり詳しくないのですが、山城という
地形的にも経済的にも制約のある中で
このお城は中々考えて造られているように
思いました
殿様に先見の明があったのか優れた軍師が
側近にいたのでしょうかね
2014/08/02(土) 08:04:35 | URL | 肥後ノ守(ひごのかみ) #- [Edit]
こんにちは、
コメントありがとうございます。
いつも思うのが、日本全国には何万という城があるのですが、大規模な土木工事が必要なお城に一体何人の人工を要しているのか興味深いです。領民は大変だったのではないかと。
この岸岳城も堀切や郭などが使われていますが、お城それぞれに時代や場所や地域などに応じて違いがみられるところにも面白さがありますね。先日鹿児島に行きましたが、南九州にも地域性(シラス台地)があって、非常に興味深いです。
2014/08/03(日) 19:42:05 | URL | しんこう #- [Edit]

COMMENT FORM


TO SECRET
 

TRACKBACK URL to this Entry

TRACKBACK to this Entry

| HOME |

calendar

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
09« 2017/10 »11

プロフィール

しんこう

Author:しんこう
しんこうといいます。長崎市在住の50歳目前のオヤジです。かみさんと子供2人の4人家族です。よろしくお願いいたします。趣味の山登り、城や地元長崎の様子などについて発信させて頂きます。この屋根瓦は倉敷を訪れた際に、色の組み合わせが綺麗だなぁと思って撮影したものです。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
PageTop▲