島原半島ぐるり城めぐり ~鶴亀城・古城・鍋島邸~ 

こんにちは、長崎県・島原半島のお城紹介の第三回は、島原半島北部の神代地区にある鶴亀城とその出城の古城。そして鍋島邸をご紹介します。
鶴亀城や鍋島邸のある地区は、神代小路(こうじろくうじ)と呼ばれており、重要伝統的建造物群保存地区に選定され、平成18年には、都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」を受賞している、昔ながらの城下町の風情をよく残している美しい町です。
この地域は南北朝時代にはすでに神代氏により治められていましたが、沖田畷の戦いで、龍造寺隆信に与していた神代氏は敗れ、その後、佐賀藩鍋島氏が治めることとなり、幕末まで続くことになります。


①D70_8541
①鶴亀城遠景


②koujiro1_map
②神代小路案内板。写真撮影場所を赤い丸囲み番号で示しています。場所はおおよそ正しいとは思いますが不正確な場所もありますので参考程度にご覧下さい。間違いがあればご連絡頂けると幸いです。(クリックすると拡大します)


1.鍋島邸


佐賀藩神代領の領主鍋島氏の陣屋跡に建てられた邸宅です。神代氏滅亡ののち、しばらく有馬氏が治めていましたが、豊臣秀吉の九州征伐の後、旧神代領を鍋島氏に与えています。しばらく領主不在の状況が続き、4代目の領主・鍋島嵩就からは神代に居を構え、家臣たちも居住できるように整備を行ったことで、陣屋や武家屋敷が建てられ、現在の神代小路の街並みが形作られています。


③D70_8581
③神代小路の街並み。概ね中心部になります。城下町によくある、敵が攻めてきたときに見通しを悪くするため、道を折っています。


④D70_8582
④反った石垣。武家屋敷の石垣ではあまり見たことがありません。


⑤D70_8589
⑤鍋島邸門。風格のある門構えです。石垣が丸くなっているものはあまり記憶になくて、大分県の岡城と日出城にあるぐらいでしょうか。奥は建物も兼ねた長屋門になっています。


⑥D70_8709x 
⑥鍋島邸主屋と緋寒桜。立派な唐破風が格式を感じます。今年2月に訪れた時の写真です。


⑦D70_8678
⑦鍋島邸を高台から眺めてみました。


2.鶴亀城


築城時期はよくわかっていないようですが、南北朝時代にはすでに神代氏の居城であったとされています。
天正12年3月24日(1584年5月4日)に起こった沖田畷の戦いで、龍造寺隆信は、有馬・島津の連合軍に攻められ討ち死にします。龍造寺氏に与していた、神代貴茂は有馬氏によって攻められますが落城せず、有馬氏と和議を結ぶべく多比良城に招かれ、その帰路謀殺されてしまいます。
当主を失った鶴亀城は落城し、神代氏は滅亡したと伝えれています。


⑧D70_8716
⑧本丸と二の丸を分ける堀切。道路になっています。


⑨D70_8717
⑨二の丸の虎口。


⑩D70_8720
⑩二の丸虎口すぐの石積み。往時のものか不明。


⑪D70_8722
⑪二の丸は畑地になっています。


⑫D70_8730
⑫続いて本丸へ。本丸には神代神社があるので鳥居をくぐって登城。


⑬D70_8737
⑬神代神社。京都伏見稲荷大社から分祠されているようです。


⑭D70_8743
⑭本丸を取り囲む土塁。なかなか立派です。一番の見どころかもしれません。


⑮D70_8745
⑮3m以上はありそうです。


3.古城


続いて「古城」。「ふっじろ」または「ふじろ」と呼ぶようです。尻無城とも言われているようです。海岸まで突き出た丘陵地に築かれており、出自など詳しくわかっていないようですが、南北朝時代の鶴亀城の出城と考えられています。


⑯D70_8500
⑯説明版も設置されています。この付近は古くから人々が生活しており陶磁器の破片なども出土されているようです。


⑰D70_8501
⑰当時の遺構はほとんど残ってないようですが、見ようによっては、桝形虎口に見えます。


⑱D70_8506
⑱桝形を左に折れると道を挟んで左右に畑地が見えてきます。家臣団の住居に見えなくもないです。


⑲D70_8509
⑲家臣の住居の門口(と想像しましょう)


⑳D70_8525
⑳古城東側を眺めたところです。古城は丘陵部に築城されていることがわかると思います。


場所は以下の通りです。
A:鶴亀城
B:古城
C:鍋島邸


最後まで見て頂きありがとうございました。
次回は、島原城と丸尾城をご紹介します。


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Author:しんこう
しんこうといいます。長崎市在住の50歳目前のオヤジです。かみさんと子供2人の4人家族です。よろしくお願いいたします。趣味の山登り、城や地元長崎の様子などについて発信させて頂きます。この屋根瓦は倉敷を訪れた際に、色の組み合わせが綺麗だなぁと思って撮影したものです。

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