島原半島ぐるり城めぐり ~原城・釜蓋城~ 

こんにちは、9月に入ってすっかり涼しくなってきました。
東北地方では先日の台風10号で大きな被害を受けられ、多くの方が亡くなられており、お悔やみ申し上げます。
現在、九州地方にも台風が接近していて長崎県地方は直撃の見込みです。坂の町長崎は傾斜地や谷あいにお住まいの方も多いので、被害の無いことを祈るばかりです。
台風12号
気象庁ホームページより転載させていただいております。


さて、長崎県・島原半島のお城紹介の最終回は、原城と釜蓋城をご紹介します。


原城は、明応5年(1492年)に有馬貴純により、日野江城の支城として築城されました。その後、有馬氏は日向へ転封となりましたが、新たに入封した松倉氏が島原城に居を移し、また一国一城令により原城は廃城となりました。
また、寛永14年(1637年)には、島原・天草の一揆軍が立てこもった島原の乱の舞台として、歴史に名を残すお城となっています。

原城は日野江の支城ということで、規模や技術的にもあまり期待はしていなかったのですが、実際には、周囲3km、41万㎡の広さを持ち、本丸の高石垣や大手口から本丸に至る桝形など、十分に見ごたえのあるお城です。


釜蓋城は、永禄12年(1569年)に、島原半島を治めていた有馬氏の出城として千々石淡路守直員により築城されました。千々石淡路守直員は、天正遣欧少年使節の一人千々石ミゲルの父にあたります。


1.原城


①D70_0829
①本丸遠景。左下は蓮池跡。


hara_jyo_map1.jpg

原城のほぼ全景です。ご紹介するのは本丸近辺になります。

この縄張り図は、長崎県教育委員会発行の「長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)」から転載させて頂いております。


harajyo_map2.jpg

原城本丸の拡大図です。写真撮影場所を赤い丸囲み番号で示しています。(一部の写真は矢印で撮影方向も示しています)場所はおおよそ正しいとは思いますが不正確な場所もありますので参考程度にご覧下さい。間違いがあればご連絡頂けると幸いです。青の線は大手門から本丸への導線です。

この縄張り図は、長崎県教育委員会発行の「長崎県中近世城館跡分布調査報告書Ⅱ(詳説編)」から転載させて頂いております。



②D70_0757
②二ノ丸出丸先付近。案内板がお出迎えです。


③D70_0764
③田町門付近から撮影。中央付近に櫓台が見えます。


④DSC_0642
④空堀跡。この付近は二の丸と本丸を分ける場所にあり、島原の乱の際に、本丸を孤立化するために築かれたとされています。
寛永14年(1637年)2月21日に食料・武器等の奪取の為、夜襲軍4千余人はここに集結し、黒田軍・鍋島軍を襲撃したが失敗に終わったと伝えられています。


⑤DSC_0676
⑤蓮池跡。本丸と二の丸を分ける堀の役割があります。


⑥D70_0861
⑥本丸大手口。


⑦DSC_0649
⑦立派な桝形虎口です。原城一番の見どころと思います。黄色の線が導線になりますが、簡単には本丸には到達できません。


⑧DSC_0654
⑧⑦の写真の右奥付近。大手口から二回目の折れ。ここを真っ直ぐ進んでも、まだ本丸には入れないようです。


⑨D70_0878
⑨最後の桝形です。真っ直ぐ進んで右に折れると本丸に入れます。


⑩DSC_0660
⑩本丸櫓台付近からの西側の眺め。左の海は島原湾。
天草丸には、天草の各村の約2000人が守っていたと伝えられています。


⑪D70_0904
⑪本丸跡に立てられている島原の乱の総大将 天草四郎像。


⑫D70_0915
⑫本丸跡の十字架。


⑬D70_0914
⑬本丸東側の池尻口門付近から眺めた大手口方面。写真右は蓮池跡。左は本丸石垣が見えます。往時は高い石垣が続いていたと思われますが、島原の乱の後、徹底的に破却されたのでしょう。


⑭DSC_0668
⑭池尻口門


⑮D70_0935
⑮池尻口門から眺めた本丸東側を守る石垣。


⑯DSC_0675
⑯大手口近くからの本丸の眺め。


2.釜蓋城
⑰DSC_0008_141221_619
⑰釜蓋城は千々石町橘神社の背後の小高い山に築かれていました。現在は写真の天守風の展望台が建てられており、一帯は整備がなされています。


⑱DSC_0021_141221_632
⑱「天正遣欧少年使節 千々石清左衛門の碑」


⑲DSC_0029_141221_640
⑲展望台からの眺め。正面の海は橘湾。


場所は下図の通りです。
A: 原城
B: 釜蓋城


最後まで見て頂きありがとうございました。m(_ _)m


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Author:しんこう
しんこうといいます。長崎市在住の50歳目前のオヤジです。かみさんと子供2人の4人家族です。よろしくお願いいたします。趣味の山登り、城や地元長崎の様子などについて発信させて頂きます。この屋根瓦は倉敷を訪れた際に、色の組み合わせが綺麗だなぁと思って撮影したものです。

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